食べ物のことでこんなふうに悩まなくてはならないなんて、とても幸せな世の中とは言えませんよね。
私の地元、埼玉県川口市でも水道水から、食品衛生法に基づく暫定的な指標値である100ベクレル/キログラムを超える120ベクレル/キログラムのヨウ素131が検出されました。二日後の24日の検査でデータが下がったことにより安全宣言が出されました。
しかしいま飲んでいる水がいつのものなのかは分かりませんし、120という数値がピークとは限りません(それ以上数値が出る可能性を否定できる人はいません)。
どうして簡単に安全というのでしょうか。
パニックを回避するためには、安全かどうかはさておき、安全と言っておいた方が得策と考えたのではないかと勘ぐりたくなります。
そもそも原子力安全委員会が定めた飲食物制限に関する指標値である、ヨウ素131の300ベクレル/キログラムという値は国際的に見て厳しい基準なのでしょうか?
WHO飲料水水質ガイドライン(2004)では、飲料水中の放射性各種のガイダンスレベルをヨウ素131の場合、10ベクレル/リットル と定めています。
つまり日本の30倍も厳しいのです。
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IAEA(国際原子力機関)でも日本の3倍厳しくヨウ素131で100ベクレル/キログラムでした。
テレビで専門家が、「日本の基準は安全側によっている」とか「厳しく定められた基準」だと言ってますが、それを元に安全と言われても信じることができません。