伊豆からの便り(日記)
2011-04-07


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今日、伊豆に住む友人から荷物が届きました。開けてみると食料がぎっしり。「伊豆の野菜とウチの豆腐、少しですが送ります。春ももうそこに。元気出してねー!」という手紙が添えられていました。彼女は伊豆で手作り豆腐を作っています。地震以来私たちのことをとても心配していたそうです。ありがたいことです。
 伊豆から見れば、栃木は福島の隣だし、野菜から放射能が出たり、ものすごく大変な思いをしているのではと心配していたのです。ここも被災地に見えるみたいです。私たちから見れば、確かに屋根瓦が落ちたりはしたけれど、自分達はまったく被災者じゃない、地震と津波と原発にやられた被災地は遠くにある・・・と思っています。私たちは栃木にいながら、福島は大変だろうなと心配しています。しかし、足利や桐生には福島から避難してきた方たちが大勢います。ついこの間までガソリン不足でした。電車も動き出して、回復はしていますが、節電で薄暗い駅のエスカレーターは止まったままです。その中にいると、だんだん慣れてきて、感じなくなってきていますが、でもやっぱり普通じゃありません。何より放射能の影におびえています。
 実は、遠くの友人が心配することのほうが、私たちの本当の姿なのかもしれません。時々、外からの目で、私たち自身を見ることが必要だと思います。中にいると見えなくなってしまうことがあるかもしれません。
[日記]

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